6月22日 ウルトラマンタロウ 光太郎が特攻作戦でボルケラーに挑む!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 6月22日(1973年)

テレビマガジン編集部

『ウルトラQ』『ウルトラマン』の放送が開始され、ウルトラ怪獣が登場した1966年以来、半世紀以上にわたって脈々と続くウルトラマンシリーズ。作品ごとに子どもたちは、現実とフィクションとを一体に感じ、日々、ウルトラヒーローや怪獣たちに夢中になっていた。

あの日、あの時、胸躍らせて目撃したのは何だったのか? 今回取り上げるのは「6月22日」(1973年)。
ボルケラーと戦うウルトラマンタロウ  ©円谷プロ
1973年4月6日より放送が開始された『ウルトラマンタロウ』。ウルトラの父と、ウルトラの母の実子であるウルトラマンタロウは、宇宙科学警備隊ZAT(ザット)の隊員である東 光太郎と一体化し怪獣や宇宙人と戦う。

下宿先の白鳥家とともに旅行で宮崎を訪れた光太郎は、船内で父親を訪ねて密航していた少年と出会う。しかし、少年の父親は怪獣に食べられてしまった可能性が浮上した。
「ウルトラ怪獣日和」、今日は何の日?

光太郎がタケシ少年と出会う

1973年6月22日は『ウルトラマンタロウ』第12話「怪獣ひとり旅」が放送された日です。休日を利用して、下宿先の白鳥家とともに旅行で宮崎を訪れた光太郎。移動中の船内で、他の乗客の食べ物をこっそり盗むタケシという少年と出会う。離れて暮らしているタケシの父親は温泉掘りの名人だが、仕事に夢中になるとまったく連絡をよこさないらしい。そして、母の命日も忘れた父親に、ひとこと言うために密航したというのだ。

一方、タケシの父である林田と助手の中山は温泉を掘っていたが、いつまでたっても温泉は出ない。すると、突如地響きが起き、地割れや陥没が発生。林田は作業をやめ、事務所に引き返した。しかし、そこに開発事業団の社長がやってくる。社長は作業を再開するよう言うが、林田はただごとではない何かを感じたと訴える。しかし、社長に「ペテン師」呼ばわりされた林田は、現場に戻ってしまう。すると、何か物音がした。林田は湯の出る音だと考え、様子を見にいくが、赤いガスと共に地震が発生。そして、地面から怪獣・ボルケラーが現れた。

一方、光太郎たちはたまたま行き先が同じだったため、タケシを車に乗せて、えびの高原に向かっていた。すると、道路に中山が飛び出してくる。タケシと面識があった中山は、林田が怪獣に食べられてしまったと告げた。
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