3月26日 ウルトラマン ピグモンが科学特捜隊の危機を伝えにくる!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月26日(1967年)

テレビマガジン編集部

ジェロニモンが科学特捜隊に復讐を企てる!

翌日、怪獣語の分析を終えた権田博士が、ピグモンとともにやってきた。翻訳機も無事に完成しており、ピグモンの声を翻訳して再生を開始。ピグモンが訴えていたのは、科学特捜隊の危機を伝えるものだった。ジェロニモンという怪獣が、これまでウルトラマンや科学特捜隊に倒された60体の怪獣を復活させ、総攻撃をかけてくるというのだ。しかも、あと5時間で怪獣たちは日本に上陸してしまう。今のうちに、怪獣の酋長であるジェロニモンを倒さなくてはならないと、ピグモンは言う。

科学特捜隊はピグモンに案内され、怪獣が集結する大岩山に急行した。そこには、以前倒したドラコ(再生)やテレスドン(再生)がすでに到着している。科学特捜隊はピグモンをジェットビートルに残し、ドラコ(再生)とテレスドン(再生)に攻撃を仕掛ける。しかし、イデは「ウルトラマンが助けにくるだろう」と考え、本気で戦おうとしなかった。

だが、そんなイデにドラコ(再生)が迫る。ハヤタは変身アイテムのベーターカプセルを取り出すも、イデを気遣ってウルトラマンへの変身を思いとどまる。しかしそこに、イデを心配したピグモンがジェットビートルから出てきてしまった。ピグモンは、イデを守るためにドラコ(再生)の注意を引く。

矛先をピグモンに向けたドラコ(再生)は手を振りかざし、ピグモンを押しつぶしてしまう。ハヤタの腕の中で息を引き取るピグモン。人類のために協力してくれたピグモンを死なせてしまったイデは、ハヤタの𠮟咤を受けて目を覚まし、ドラコ(再生)を撃破した。しかし、そこにジェロニモンが出現。ムラマツキャップ、フジ、アラシの3人は、ジェロニモンの無重力光線で空高くに巻き上げられてしまう。

ハヤタはウルトラマンに変身し3人を助けると、戦闘を開始。無重力光線をリバウンド光線で跳ね返すと、その体を担ぎ上げる。そして、イデは、ウルトラマンに拘束されたジェロニモンに新兵器のスパーク8を発射し、撃破したのだった。

怪獣酋長 ジェロニモン

60体以上の怪獣を蘇らせたらしいが、全員が到着する前に倒された  ©円谷プロ PHOTO/講談社
【ウルトラ怪獣事典】
怪獣酋長 ジェロニモン

身長/40メートル
体重/3万トン

死んだ怪獣を生き返らせる能力を持つ怪獣。本人の戦闘力も高く、ガス状の無重力光線を噴射し、尻尾から鋭い羽根を飛ばして攻撃する。科学特捜隊を襲うために怪獣たちを復活させたが、その中の1体であるピグモンが人間に友好的なことを知らなかったため、作戦を知られてしまう。

登場エピソード:『ウルトラマン』第37話「小さな英雄」(1967年3月26日放送)
脚本:金城哲夫/特殊技術:有川貞昌/監督:満田かずほ *「かずほ」の名は、正しくは禾(のぎへん)に斉と書きます。

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
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3月26日はジェロニモンが怪獣を復活させた日

3月26日は、死んだ怪獣をジェロニモンが復活させたエピソードの日。2度も人間を守り、命を落としてしまったピグモン。ムラマツキャップはピグモンに科学特捜隊特別隊員の称号を与え、この小さな英雄に黙禱を捧げたのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2023』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。