8月27日 帰ってきたウルトラマン 怪獣がテレビ放送を!? 電波をジャックするビーコン

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」8月27日(1971年)

テレビマガジン編集部

ビーコンを倒せ! MATの大作戦

加藤隊長によってビーコンと名づけられたその怪獣は、電波を食料にしていた。さらに、自身も電波を発信する特性を持っており、まるでテレビ局のように自分が見た映像をテレビに流す能力がある。MATは、さまざまな電波が飛び交う東京の上空にビーコンが現れることを警戒する。

一方そのころ、江戸川区に住む中村ツトム少年は、趣味のアマチュア無線でアメリカの友人と通信しようとしていたが、うまくつながらない。さらに、母親が見ていたテレビの映像が突然切り替わり、旅客機が映し出される。

旅客機は操縦不能なようで、前方から来た別の飛行機と正面衝突し、両機は爆散してしまう。さらに、今度はマットアローが登場する。ツトムが見ている映像は、ビーコンが発信している映像だったのだ。マットアローはビーコンの攻撃をうけ離脱。MATが怪獣に敗れる映像が世界中に流れてしまう。

ビーコンの周囲の電波はビーコンによって食べられてしまうため、通信や電波を使用した機器の動作に影響を及ぼしてしまう。郷は、東京上空に鎮座したビーコンを倒すため、日本中の電波の発信を止めることを提案。そのうえでマットアローのみが電波を発することで、ビーコンを海上に誘導する作戦を立てた。

午後5時、作戦は実行された。南隊員の乗るマットアローが高周波を出しながら飛行するが、なかなかビーコンは食いついてこない。そのとき、江戸川区で電波が発信されていることが判明。ツトムが、アマチュア無線で交信しようとしているのだ。

ビーコンはそれに反応して江戸川区に降り立つと、建物を破壊しながら電波の発信元であるツトムの家を目指す。郷はビーコンに破壊された中村家から、ツトムと母親を救出。しかし、倒壊した家の瓦礫に巻き込まれてしまう。

郷はウルトラマンジャックに変身し、危機を脱してビーコンと戦いを開始した。ビーコンの電撃をうけ、戦闘不能になってしまうジャックだったが、意識を取り戻し復活。ウルトラブレスレットを使用した必殺技・ウルトラスパークで無事にビーコンを倒したのだった。
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