子どもの「性教育」 3歳児〜小学校高学年〜高校生 家庭での伝え方を産婦人科が伝授

産婦人科医・小徳羅漢先生に聞く、本当に役に立つ「性教育」 #2 ~自宅で行う性教育編~

産婦人科医・総合診療医:小徳 羅漢

3歳の長女に赤ちゃんができる過程を伝える

──先生は、ご自身も2人のお子さんの子育て中ですが、お子さんへの性教育はどのようにされているのでしょうか。

小徳先生:妻が下の子を妊娠したときは、上のお姉ちゃんには年齢に応じた理解にあわせて、きちんとすべて話しました。セックスはまだ難しいかもしれませんが「お父さんのおちんちんから精子が出て、それがお母さんの子宮に入って、子宮の中で卵ができて赤ちゃんになるのだよ」と言うと、「ふーん」というふうにうなずきながら聞いていました。

ここでごまかしたりせずに、正しい情報を伝えることで、その後に胎児が育っていく過程も混乱せずに、すんなりと受け入れることができると思います。

妊婦検診で、一緒にエコーを見るときも「これが胎盤だね」「ここが赤ちゃんの顔だよ」などと説明すると、3歳の子でもそれなりに理解しているようでした。

産婦人科医・小徳羅漢先生。オンライン取材中より。
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