絵本「読み聞かせ習慣」 子どもの豊かな成長を後押しする「ことばの力」とは 国立小の元司書教諭が解説
【「絵本」でことばを育み心を耕し国語力の素地を養う#1】親子で一緒に楽しむことから始まる読書習慣
2024.10.07
最近、「子どもたちの国語力が低下している」というニュースをよく耳にします。その理由として、SNSの普及や動画コンテンツなど、双方向メディアの低年齢化が影響していると言われますが、そもそも「国語力」とは、何を示すのでしょうか?
また、「国語力の低下」は、いったいどうしたら防げるのでしょうか?
「幼いころから、絵本によってことばを育んだり、心を耕したりすることが、結果的に国語力の素地を養うことにつながる」と京都女子大学(発達教育学部教育学科)准教授で、元東京学芸大附属小金井小学校教諭(司書教諭兼任)の齊藤和貴先生は言います。
そこで今回は、国語力を育む絵本の読み聞かせのコツを伺いました。
◆齊藤和貴(さいとうかずたか)
京都女子大学発達教育学部教育学科准教授。東京都公立小学校および東京学芸大附属小金井小学校にて28年間、教育活動や授業実践に取り組んできた経験を持つ。司書教諭の経験を生かし、「絵本を活用した授業づくり」にも精力的に従事。著書に『豊かな心と思考力を育む 絵本で広がる小学校の授業づくり』(小学館)などがある。
※1回目/全7回(#2を読む、#3を読む、#4を読む、#5を読む、#6を読む、#7を読む)(公開日までリンク無効)