親子で「簡単整体」 緊張をゆるめる・呼吸を深くする 春と夏の対策

整体ボディワーカー・山上亮さんに教えてもらう子育て整体#3 春と夏の手当て

整体ボディワーカ―:山上 亮

撮影:土居麻紀子
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整体ボディワーカーの山上亮さんに教えてもらう整体的子育て連載。

第3回では、環境の変化で心も身体も緊張する「春」と、暑さに体力を奪われてしまう「夏」に覚えておきたい「手当て」について教えてもらいました。(全4回の3回目。第1回第2回第4回


※手当ては子どもが痛がらずに心地よく感じる力加減で行ってください。痛みを感じるときは中止し、傷や疾病、身体症状を有する場合は医師の診察、アドバイスを受けるようにしてください。

緊張をゆるめてのぼせを抑える「春の手当て」

「肩甲骨はがし」は、花粉症などでおきる春の身体の変動をスムーズにしてくれます。  撮影:土居麻紀子

春は環境が大きく変わる季節。春の身体の状態はどこかいつもと違うと感じる人も多いはず。
 
「春は気が上がってのぼせるような感じになり、ボーッとしたり興奮したりすることがよくあります。

また、新しい環境に対する緊張も起きやすく、のぼせるような感じのときには”胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)”をゆるめる手当てをしてあげましょう。

花粉症やアレルギーなどに対しては、肩甲骨をゆるめる手当てがいいですね。

進級・進学した場合の大きな変動に対しては、話を聞いてあげるなどの精神的なケアも大切です。
環境が大きく変わった場合は、環境に慣らすという意味で、散歩に行くのもいいでしょう。
身体を動かすようなことも取り入れるのもおすすめです」

【春の手当て】

●肩甲骨はがし​

花粉症などの春の身体の変動をスムーズにする肩甲骨はがし。子どもは特に肩甲骨に手が入るので、決して無理をしない範囲で手を添えてゆるめる。   撮影:土居麻紀子

●胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)の愉気​

胸鎖乳突筋は側頭部から鎖骨にかけてつながっている筋肉のこと。耳の下の首筋を軽くふれる程度に手で押さえる。骨盤とも関係してくる部位なので、愉気することで骨盤の動きが良くなる。のぼせたり、興奮したりするときに押さえてあげると落ち着く。   撮影:土居麻紀子

●仙骨ゆらし

仙骨とは、骨盤の真ん中にある骨のこと。そこに手を当てておしりをゆらすように動かして直接骨盤をゆるめていく。寝転がったまま手当てをするとリラックスしてそのまま寝てしまうことも。  撮影:土居麻紀子
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