7歳男児・5歳女児とサッカーに詳しくない親 「エディオンピースウイング広島」の「広島サッカーミュージアム」でおもしろ体験

シュートにパスにドリブル! 体験型コンテンツに子どもは大喜び

7歳の息子と5歳の娘を育てるエニママライターの垣内千夏です。夫の転勤に同行している我が家は、現在は広島県に住んでいます。

2024年2月、広島に新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」がオープンしました!

今回はスタジアム1階にある、試合がない日も楽しめるスポット「HIROSHIMA SOCCER MUSEUM(広島サッカーミュージアム)」の様子をレポートします。

広島の新サッカースタジアム「エディオンピースウイング広島」は、全国のサッカーファンから注目を集めているスポットです。

我が家は熱狂的なサッカーファンではないものの、広島に住んでいるのだからサンフレッチェ広島のホームスタジアムで一度はサッカー観戦してみたい……。しかし、観戦チケットは争奪戦のため、いまだ観戦はできていません。

観戦チケットはないけれど「迫力あるスタジアムを外から見てみよう!」ということで、散歩がてら子どもたちと一緒にスタジアム周辺を散策してみたところ、スタジアムの1階に「HIROSHIMA SOCCER MUSEUM(広島サッカーミュージアム)」を発見!

観戦チケットがなくても入館でき、入場料は大人500円・小中学生300円という手頃な価格だったことから、子どもたちと入ってみることにしました。

サッカーに関する展示だけかなと思っていたら、なんと子どもが楽しめる体験型コンテンツが!

HIROSHIMA SOCCER MUSEUM(広島サッカーミュージアム)
https://hiroshima-stadiumpark.jp/peacewing/museum/


エディオンピースウイング広島
https://hiroshima-stadiumpark.jp/peacewing/

7歳の息子がハマった体験型コンテンツ「サンフレッチェフットボールアカデミー」

ミュージアム内には6つのゾーンがあります。そのうちの1つ「サンフレッチェフットボールアカデミー」では、実際にボールを使ったプレーを体験できます。

楽しそうな雰囲気を嗅ぎ取った7歳の息子が「やりたい! やりたい!」と騒いだので、さっそく体験してみることに。

この体験型コンテンツの利用に別途料金は必要ありません(ありがたい)。

体験できるのは3種類、シュート、ドリブル、パス。息子は3種類すべてを体験しました!

1:臨場感たっぷりなシュート体験

息子が一番ハマったのはシュート体験。画面上のリアルなゴールキーパーとPK対決ができるコンテンツです。

まずタッチパネルで、体験人数や利き足、難易度を設定します。

私たちが利用したときはスタッフの方がいたため、息子に合わせた設定をしていただきました。設定によって体験内容が異なるようです。

指定の場所にボールを置き、いざPK10本勝負!

ボールのスピードも表示されます。

大型スクリーンに映し出されるゴールに向かってシュートをします。

実況や声援が聞こえるので、気分はサッカー選手! ゴールが決まると大歓声が聞こえ、シュートをはずすと「いいチャンスを逃しましたねー」などと実況されるので本格的です。

上手な方のプレーに釘付けの我が子。

息子はとても楽しかったらしく、1回目のプレーが終わったあと、「もう1回やる!」といって、そのまま列に並び直していました。結局3回プレーし、いい汗をかいていました。

2:簡単そうで難しいドリブル体験

ドリブル体験ができるコンテンツでは、指定のコースに沿ってドリブルし、最速タイムを目指します。

ドリブルならできそうと思ったので、サッカー未経験の私も挑戦してみましたが、これがめちゃくちゃ難しい(足がもつれるとはこのこと……)。

最速タイムを目指すどころか、1周することに必死でした。

開始早々、コースから大きく外れている娘。どこ行くのー。

シュート体験はやりたがらなかった5歳の娘も、ドリブルには自らチャレンジ。あっちへ行ったりこっちへ行ったりと、楽しそうでした!

3:動体視力が問われるパス体験

パス体験では5枚のボードに数字が表示され、一番大きな数字を狙ってパスを出します。

表示される数字は0~3なので、狙うのは3のボード。制限時間60秒以内に高得点を目指す、いたってシンプルなルールです。

ルールは簡単なのに、これもまた難しい……(運動神経ではなく、年齢的な問題でしょうか)。

「3」のボードを見失う……。そこは「1」だよ。

ボードの数字を確認するのに時間がかかり、思うようにパスを出せない! 狙ったボードにボールがあたらない! と、あたふたしているうちにタイムオーバー。

サッカー選手のように顔を上げてプレーすることが、いかに難しいかを体感できました。

サッカーの歴史がわかる展示コーナー

ミュージアムなので、館内の半分は展示コーナーです。

サッカーと平和をテーマにした映像や、サッカー王国広島の歴史や新スタジアム建設までの道のりなどがくわしく紹介されています。

世界・日本・広島の3つの視点から見るサッカーの歴史年表。

サンフレッチェ広島の歴史やユニフォームギャラリーなどもあり、サンフレッチェ広島ファンにとっては、魅力的な内容になっています。

紫色だけかと思いきや、赤色のユニフォームを発見!

展示内容は充実しているのですが、子どもたちの反応はいまいち……。サッカーファンの方なら、見応えあると思います。

子連れのおでかけで気になるトイレ問題ですが、トイレはミュージアム内にあります。おむつ交換台とベビーチェアーを設置した男女共用トイレもありました。

ミュージアムを楽しんだらスタジアム周辺を散策

モニュメントは撮影スポット。夜にはライトアップするそうです。

想像以上に楽しめたサッカーミュージアムですが、規模は小さいため1日過ごすことは難しいと思います。我が家の滞在時間はおよそ1時間半程度でした。

ミュージアムを満喫した後は、再びスタジアム周辺を散策。コンコースの一部は開放されているので散歩ができます。

スタジアム2階の東側入り口に「キャプテン翼」の大きな壁画を発見! 多くの方が順番に写真撮影をしていました。

作者である高橋陽一さんの直筆サイン入り。

柵越しですが場内が見える場所もあり、観戦チケットがなくてもスタジアムの迫力を体感できます!

芝生が見えて大興奮。それだけピッチが近いということですね!

スタジアムの近くには、こども図書館やこども文化科学館、ひろしまゲートパーク内の「こどもひろば」など、子どもが遊べるスポットが充実しています。

原爆ドームや平和記念公園にも徒歩で行くことができますよ!

子連れにおすすめのサッカーミュージアム!

行くまで存在を知らなかったサッカーミュージアムでしたが、想像以上に楽しめました。

7歳の息子はサッカーのスキルはないものの、「難しいけど楽しい」と何度も体験コンテンツの列に並んで楽しんでいました。サッカーファンではなくても、体を動かすことが好きなお子様は楽しめると思います!

大満足なスポットだったのですが、体験型コンテンツの利用回数にルールがないことが少し気になりました。

「1回プレーをしたら交代ね!」と全員がマナーを守り、譲り合って利用できれば問題ないのですが、何度も繰り返してプレーをする方がいた場合はモヤモヤした気持ちになるかと思います。

私たちが訪れた日は空いていたためスムーズに楽しめましたが、混雑しているとそうはいかないかもしれません。スタッフの方が利用回数などを声かけしてくれると、さらに楽しく気持ち良く過ごせるのではないかなと思いました。

とはいえ、ミュージアムは屋内かつ良心的な価格設定なので、子連れのおでかけにはおすすめです。

2024年8月にはスタジアムの横に「ひろしまスタジアムパーク」が完成するそうです。遊具があったり商業施設があったりと、スタジアム周辺がさらに楽しめるエリアとなりそうなので、オープンしたら行ってみようと思います!

※写真はすべて撮影:垣内千夏
※本記事の情報は2024年2月現在のものとなります。ご訪問の際は最新情報をご確認ください。

かきうち ちなつ

垣内 千夏

Chinatsu Kakiuchi
AnyMaMa(エニママ)ライター

2歳差の兄妹(2016年、2018年生まれ)を育てる母。夫の転勤に同行して全国を転々としている転勤族。2人目の出産を機に、フリーランスライターとして活動開始。ライフスタイルやビジネスなど、さまざまなジャンルの記事制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

2歳差の兄妹(2016年、2018年生まれ)を育てる母。夫の転勤に同行して全国を転々としている転勤族。2人目の出産を機に、フリーランスライターとして活動開始。ライフスタイルやビジネスなど、さまざまなジャンルの記事制作を担当。 AnyMaMa:https://anymama.jp/ Twitter:https://twitter.com/AnyMaMaJP

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コクリコサポートエディターズ(CSE)は、コクリコの第2編集部。コクリコと、ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」が協力して立ち上げました。子育てをしながら、ほかのお仕事をしながら……など、さまざまな立場で、子どもとの毎日が楽しくなる記事を発信していきます。

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