将来は女優? 親のほうをチラ見して「泣きまねする3歳」
「うちの子のナゾ」第2回/「なぜ?」と感じる、ちょっと気になる、うちの子の不思議な行動や気質…etc.その世界の専門家に聞いてみました!
2021.07.13
将来は女優間違いなし!? チラ見しながら泣きまね娘
「泣きながら、チラチラと親の表情をさぐってきます。もしやそれって、うそ泣き!?」(3歳女児・大阪府・30代前半)
「自分を見てほしい」というメッセージです
でももし仮にうそ泣きだったとしても、それは相手をだまそう、あざむこうという意図ではなく、「自分を見てほしい」「かまってほしい」というメッセージだと思います。
親は子どもの「うそ」に敏感で、「なぜ?」「どうして?」と厳しく追及しがちですが、これは親が考えるような悪意を持った行動ではなく、単純にかまってもらいたいだけです。
2~3歳はまだまだ甘えたい年齢です。ちょっとした行動を「うそをついた」などと深刻にとらえず、子どもの気持ちを受けとめて、おおらかに対応してあげましょう。
イラスト/とやま ちさと 取材・文/久世恵美
渡辺 弥生
大阪府生まれ。1983年筑波大学卒業。同大学大学院博士課程心理学研究科で学んだ後、筑波大学、静岡大学、途中ハーバード大学客員研究員を経て、法政大学文学部心理学科教授。同大学大学院ライフスキル教育研究所所長兼務。教育学博士。専門は、発達心理学、発達臨床心理学。主な著書に『まんがでわかる発達心理学』、『11歳の身の上相談』(講談社)、『親子のためのソーシャルスキル』(サイエンス社)など。
大阪府生まれ。1983年筑波大学卒業。同大学大学院博士課程心理学研究科で学んだ後、筑波大学、静岡大学、途中ハーバード大学客員研究員を経て、法政大学文学部心理学科教授。同大学大学院ライフスキル教育研究所所長兼務。教育学博士。専門は、発達心理学、発達臨床心理学。主な著書に『まんがでわかる発達心理学』、『11歳の身の上相談』(講談社)、『親子のためのソーシャルスキル』(サイエンス社)など。