著:はやみね かおる 絵:にし けいこ
校長からひとこと
題名の『四重奏』は、短編が4つ入っていることからつけました。冒頭で、「内人」が「トム」の理由を説明していますが、これは読者の方が考えられたものです(「内人」→「無い“と”」→「“と”が無い」→「トム」ということです)。しかし、いろいろ書いても、にし先生の描き下ろし漫画「お茶のトム&ソーヤ」に全て持って行かれました。「きみは気絶するほど美しい!」と叫ぶ創也の顔が、しばらく頭から離れませんでした。あと、裏表紙の卓也さんのフィルム――サブリミナル効果のせいか、卓也さんが保育士さんになった未来が見えます。 (発行日 2006/04/24)
自主映画グランプリに応募し忘れてしまった同級生3人が、フィルムを届けたいと教師フトダにお願いするも、マラソンをサボりたいだけだろうと一蹴されてしまう。そのようすに腹を立てた創也も協力して、マラソン大会中にフトダの目を盗みつつ、フィルムを提出しにいく大作戦を開始する! また、大量殺人が起きたといわれる洋館・斑屋敷(まだらやしき)で、窓辺に立つ深窓の令嬢の謎を解こうとする創也と内人に、危険な窃盗団が容赦なく襲いかかる。
発売日 | 2006/04/25 |
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価格 | 定価:円(本体950円) |
ISBN-13 | 9784062693639 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 310 |
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