著:はやみね かおる 絵:にし けいこ
校長からひとこと
「家出人オレ」という名前は、シンガーソングライターの「家入オレ」さんから連想してつけさせていただきました。関係者のみなさま、すみません。……あれ? 告白しなければ、バレてなかった? それはともかく、今回、西先生には屋根の上から落ちる内人のイラストを何度も描き直してもらい、本当にすみませんでした。ラストで、内人と創也は山のてっぺんまで走ります。おばあちゃんから、何か悩みがあったり考えすぎたりしたときは走れと教えられてるからです。でも、この方法はいいですよ。ぜひ、何か悩んだりしたときは頭の中が空っぽになるまで体を動かしてみてください。
古い木造校舎に最新システムを起動させた『夢幻』が、スタート。ゲーム内に登場するそれぞれのアバターが、深層心理を浮かび上がらせる。恐怖アバターであるオルールが、殺意をもって内人に襲いかかって……夢の中のできごとのはずなのに、なぜか現実に服が切られている。さらに屋根に追い詰められて、内人は絶対絶命に! 創也と内人の究極のゲームは、これで完成したのか? 創也に向けられた、栗井栄太や会長(おばあちゃん)の言葉の重みも、噛みしめて。
発売日 | 2017/02/22 |
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価格 | 定価:円(本体950円) |
ISBN-13 | 9784062695107 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 274 |
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美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る夢と現実の境界が曖昧になる、夢に取り込まれることは日常が失われること、N・SNのテクノロジーの可能性にハッとしました。神宮寺さんや創也のお父さんだったり、まだ中学生である2人が見えていないことに気付かせてくれたり導いてくれる、守ってくれる大人の存在は大きいと思います。大人の助けがあってこそ成長できると思うので、内人と創也が今後どんなR・RPGを作っていくのか楽しみです。 第5部 おまけ では、コミカライズに掲載されていた短編がこちらに収録されていたのも嬉しかったです!上巻でこれらのことを内人は現実だと思っているけれど創也には覚えがない、夢なのか別世界でのことなのか…。