著:はやみね かおる 絵:にし けいこ
校長からひとこと
表紙絵の内人が『10』のランニングを着ています。どうして『10』なのか? 西先生、すみませんが今度教えてください。OPENINGの『『夢幻』前夜譚もしくは「こんな夢を見た」』(やたら「 」が多い題名です)を理解していただくには、下巻の『都会の明智小五郎&小林少年』(もしくはトムソアナザー)を読んでください。この巻から、創也のおばあさまが本格参入します。内人のおばあさんの登場に関しては、神のミソ汁です。そういえば、この巻で、矢吹君が統一戦を見にハワイへ出発します。その後、帰ってきたのでしょうか……。
現実とゲーム世界の境目が分からなくなる体験をさせる『夢幻』。好きなものやこわいものなど、現実世界とのシンクロ率を高めたアバターを使った、創也と内人の新ゲームが始まる。竜王グループが開発する強力なセキュリティシステム(AKB24)が張り巡らされた町・レーヴィルを舞台に、悪夢からの脱却を図る13人のプレイヤー。健一や志穂、竜王グループ開発部、システムハッキングをねらう産業スパイの影もちらほらし、胸騒ぎがとまらない!
発売日 | 2016/11/22 |
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価格 | 定価:円(本体950円) |
ISBN-13 | 9784062695084 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 274 |
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美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る南北磁石の新しいR・RPG「夢幻」。悪夢からの脱出というコンセプトが魅力的で、さらに倉木研究所製のS・NSが生み出す現実と夢の境界を曖昧にする世界観にゾクッとします。夢から覚めたらそこが現実だとは限らない…。きっとプレイヤーを迷宮に引きずり込むのだろうなと、ゲームスタートが楽しみです! 創也が過去の挫折を乗り越え、避けてきた竜王グループに資金交渉をするほどの熱意と覚悟を見せる姿に熱くなりました。お馴染みのプレイヤーたちに産業スパイ、どんな「夢幻」が展開されるのか…。