ウンチを踏んじゃったら、どうする? 【今日の禅語】大愚元勝・福厳寺住職

「日々是好日」とは 〔3分で読める! しなやかな心を育むメッセージ〕(1)

福厳寺住職:大愚 元勝

イラスト:力石ありか

※本記事は書籍『1日3分でしなやかな心が育つ 禅のことば』(監修:大愚 元勝)の一部を抜粋、編集したものです。

【日日是好日】
(にちにちこれこうじつ)


直訳:
どんな日もいい日だ

メッセージ:
悪いことが起きても気にしすぎない

これは中国の唐の時代にいた、雲門文偃(うんもん・ぶんえん)というお坊ぼうさんのことばです。

ある日、雲門は弟子たちに「これから15日以降の日々の心境を述べなさい」といいました。

でも、なにが起こるかわからない未来の気持ちなんてわかるわけがないので、弟子たちは答えられません。

そこで、雲門は自分で「日是好日(にちにちこれこうじつ)」と答えました。

なぜ、雲門はこんなことをいったのでしょうか。

「悪い日」にも意味がある?

たとえば学校に行くとちゅう、本を読みながら歩いていたら、犬のウンチを踏んだとします。そうしたら、あなたは「最悪な日だ!」と思うかもしれません。

でも、ウンチを踏んだおかげで「本を読みながら歩くのはやめよう」と考えるようになり、それから事故にあうのを防げるかもしれません。

こんなふうに、すべての出来事は私たちの受け止め方ひとつで「いいこと」に変えられる。それを雲文はいいたかったのです。

「いい」「悪い」ってなんだ?

そもそも禅では「この世には『いい出来事』も『悪い出来事』もない」と考えます。

「いい」とか「悪い」は私たちの心がかってにつくっているだけで、それにとらわれてはいけないのです。

『1日3分でしなやかな心が育つ 禅のことば』
大愚元勝(監修)
定価:1,430円(税込)
ISBN:978-4-06-531752-5
イラスト©力石ありか
読者対象:小学校3年生以上

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たいぐ げんしょう

大愚 元勝

Taigu Gensho
福厳寺 住職

佛心宗大叢山福厳寺31代目住職。慈光グループ会長。僧名「大愚」は、何にもとらわれない自由な境地に達した者を表す。駒澤大学、曹洞宗大本山...

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