宿題がめんどくさいとき、どうする? 【今日の禅語】大愚元勝・福厳寺住職

「一行三昧」とは 〔3分で読める! しなやかな心を育むメッセージ〕(10)

福厳寺 住職:大愚 元勝

イラスト:力石ありか

本記事は現在発売中の書籍『1日3分でしなやかな心が育つ 禅のことば』の一部を抜粋、編集したものです。

【一行三昧】
(いちぎょうざんまい)

直訳:
ひとつの修行に集中して取り組みなさい

メッセージ:
ひとつずつ、夢中になってやろう

なにかに熱中することを「○○三昧(ざんまい)」といいます。

一日中本を読んでいたら「読書三昧」、贅沢(ぜいたく)ばかりしていたら「贅沢三昧」というぐあいです。

「三昧」は古いインドのことば「サマーディ(集中する)」からきています。

これと、仏教の経典(きょうてん)『六祖壇経(ろくそだんきょう)』に出てくる
「常に一直心(いちじきしん)を行(ぎょう)ずる」
(いつもまっすぐな気持ちで取り組む)
から「一行三昧」になったとされます。

「ながら」はうまくいかない

学校の宿題を終わらせたいけれど、つまらないから動画を見ながらやろうとしたとします。

でも、それでは宿題はなかなか終わらず、動画も楽しめません。

宿題をやるなら、宿題だけに取り組んだほうが、けっきょく早く終わります。

勉強は長い時間やればいいわけじゃない

ただし、「宿題を早く終わらせること」が正しいわけではありません。

大事なのは宿題に三昧(熱中)すること。

そうなると、勉強そのものが楽しくなります。

勉強は長時間やればいいものではありません。

勉強ができる人は、短い時間で夢中になって勉強しているはず。

修行も勉強も、大事なのは時間の長さではなく
「夢中になっているかどうか」
ということを忘れないでください。

『1日3分でしなやかな心が育つ 禅のことば』
大愚元勝(監修)
定価:1,430円(税込)
ISBN:978-4-06-531752-5
イラスト©力石ありか
読者対象:小学校3年生以上

子どもたちが自分で感情をしずめるために役立つ24のメッセージを、超訳&イラストでわかりやすく解説。
大人が読んでも役立つ一冊です。

★同時発売★
『1日3分でやさしい心が育つ 聖書のことば』
佐藤優(監修)
定価:1,430円(税込)
ISBN:978-4-06-531753-2
イラスト©力石ありか
読者対象:小学校3年生以上

子どもたちが思いやりについて学べる24のメッセージを、超訳&イラストでわかりやすく解説。
大人が読んでも役立つ一冊です。

たいぐ げんしょう

大愚 元勝

Taigu Gensho
福厳寺 住職

佛心宗大叢山福厳寺31代目住職。慈光グループ会長。僧名「大愚」は、何にもとらわれない自由な境地に達した者を表す。駒澤大学、曹洞宗大本山...