「自分のせいじゃない」と思ったときは? 【今日の禅語】大愚元勝・福厳寺住職

「随縁行」とは 〔3分で読める! しなやかな心を育むメッセージ〕(7)

福厳寺 住職:大愚 元勝

イラスト:力石ありか

本記事は現在発売中の書籍『1日3分でしなやかな心が育つ 禅のことば』の一部を抜粋、編集したものです。

【随縁行】
(ずいえんぎょう)

直訳:
ご縁にしたがって修行しなさい

メッセージ:
「自分は悪くない!」と思ったときほど冷静に

禅の祖師(教えを最初に広めた人)である達磨大師(だるまだいし)のことばをまとめて『二入四行論(ににゅうしぎょうろん)』という本には、4つの修行法が紹介されています。

随縁行はそのひとつです。

縁は「ご縁」のことで、たまたま起きた出来事などをいいます。

「随(ずい)」はそれにしたがうということ。

つまり、自分の身の周りで起きたことに逆らわず、いったん受け入れるという修行です。

ちなみに、残りの3つは

「報冤行(ほうおんぎょう)」
:苦しみを受け入れる

「無所求行(むしょぐぎょう)」

:ひたすら無心になる

「称法行(しょうぼうぎょう)」

:いろいろなものを捨てていく

です。

すぐに言い訳をしないほうがいい理由

友だちと遊んでいて

「○○さんがたたいた」
「タッチしただけだよ」

などとトラブルになることはよくあります。

そこで
「そんなつもりじゃなかった」
と自分のことばかりいっても解決しません。

どうして、相手はそう感じたんだろう?

こんなときこそ、一度その状況を受け入れて、冷静に考えるのが大切です。

そして、
「どうして相手はそう感じたのか」
「誤解されることを自分がしなかったか」

を考えてみます。

こんなふうに考えれば、友だちと仲直りしたり、同じことがまた起きないように注意できるはずです。

『1日3分でしなやかな心が育つ 禅のことば』
大愚元勝(監修)
定価:1,430円(税込)
ISBN:978-4-06-531752-5
イラスト©力石ありか
読者対象:小学校3年生以上

子どもたちが自分で感情をしずめるために役立つ24のメッセージを、超訳&イラストでわかりやすく解説。
大人が読んでも役立つ一冊です。

★同時発売★
『1日3分でやさしい心が育つ 聖書のことば』
佐藤優(監修)
定価:1,430円(税込)
ISBN:978-4-06-531753-2
イラスト©力石ありか
読者対象:小学校3年生以上

子どもたちが思いやりについて学べる24のメッセージを、超訳&イラストでわかりやすく解説。
大人が読んでも役立つ一冊です。

たいぐ げんしょう

大愚 元勝

Taigu Gensho
福厳寺 住職

佛心宗大叢山福厳寺31代目住職。慈光グループ会長。僧名「大愚」は、何にもとらわれない自由な境地に達した者を表す。駒澤大学、曹洞宗大本山...