【ウルトラマンブレーザー】子どもが描いたラクガキが怪獣に! ガヴァドン登場!

TELEMAGA.netが独自につかんだ『ウルトラマンブレーザー』第15話「朝と夜の間に」の極秘情報を大公開!

テレビマガジン編集部

TELEMAGA.netがキャッチした『ウルトラマンブレーザー』の解禁情報を、テレマガ特写画像とともに、いち早く公開!

これを読んで、『ウルトラマンブレーザー』のことを、もっと楽しんじゃおう!


今回は、第15話で登場する、二次元怪獣ガヴァドンを紹介するぞ!
▼第14話はこちら!
【ストーリー】

地球の内外から攻めてくる怪獣や地球外生命体に対処すべく、世界各国は地球防衛隊を設立し、その任務にあたっていた。

ヒルマ ゲントは、各方面から集められた精鋭たちで編成された特殊怪獣対応分遣隊SKaRD(Special Kaiju Reaction Detachment/スカード)の隊長に任命される。

ウルトラマンブレーザーに変身する能力を得たゲントだったが、体をひとつにして戦っていたはずのブレーザーと、心がすれ違う日々が続いていた。

だが、宇宙からやってきた強敵怪獣ゲバルガを前に「命を守りたい」という思いがシンクロし、ふたたび、ブレーザーとゲントの心はひとつになったのだった!

子どもが描いた絵が実体化する

ガヴァドンがはじめて登場したのは、1966年放送の『ウルトラマン』第15話「恐怖の宇宙線」だ。

とある小学校で、子どもたちが自分の描いた怪獣の絵を自慢している。

そんななか、ひとりだけ、白いオタマジャクシのような絵を描いた少年がいた。
少年の描いたガヴァドンの絵
少年のあだ名はムシバ、ちょっとだけすきっ歯の少年だ。

怪獣の名はガヴァドン。

ガヴァドンがあまりにも弱そうな姿だったため、ムシバは、みんなにからかわれてしまう。
ムシバ(中央)となかまの少年たち
そこでムシバは、もっと大きく描けばみんながこわがってくれるのではと思い、建築資材置き場にある土管に、さらに大きなガヴァドンを描くことにする。

そのころ、科学特捜隊の本部に、東大の宇宙線研究所から連絡が入る。
土管に描かれたガヴァドン
宇宙から地球にふりそそいでいる宇宙線に、奇妙な変動があるという。

この宇宙線に含まれる新元素を含有した放射線と太陽光線が融合すると、二次元のものが三次元になってしまうらしい。

絵画が現実の世界にあらわれたりするといった現象が各地で起きているというのだ。

ムシバが描いたガヴァドンの絵も、この融合した宇宙線をあびてしまい、絵からぬけだしてしまう。

そして、巨大化した姿でムシバたちの前にあらわれたのだ!

だが、ガヴァドンは、まったく動かず、ただ大いびきをかいて寝ているだけの怪獣だった。

そして、夕日が沈むころ、ガヴァドンは目をさまして歩き出すが、まぼろしだったかのようにうすくなって消えてしまう。

実体化の効果は、太陽光線のあたっている時間だけなのだ。

日が沈むと、ガヴァドンは元の絵にもどってしまう。
巨大化したガヴァドン

新たなガヴァドン誕生

──『ウルトラマン』第15話「恐怖の宇宙線」から時を経ること57年、『ウルトラマンブレーザー』第15話「朝と夜の間に」──

ヒルマ ゲントの息子ジュンが、学校帰りの道を友だちふたりと並んで歩いていた。

そこへ、突然、アラタという別の友だちがあらわれ、いいものを見せてやるからと、ジュンをむりやり連れだす。

アラタに連れていかれた先にあったのは、作業用の資材などを置いておくテントに、アラタの私物を運び込んだ、ひみつ基地だった。
アラタのひみつ基地
中には、アラタが描いた怪獣の絵が数多くはられていた。

アラタは、ジュンにも好きな絵を描くようにすすめる。

ジュンが描いたのは、白いオタマジャクシのような怪獣の絵だった。

アラタは、「ガバッと出てきて、ドーンとビルをぶっ壊すから、ガヴァドンだ」と言い、この怪獣をガヴァドンと命名する。
ジュンの描いた怪獣の絵
そこへ、作業員の男があらわれ、ここで遊んではいけないと注意されてしまう。

翌朝、ヒルマ家でゲントとジュンがテレビのニュース番組を観ていると、ツチノコ発見か? というニュースが流れる。

テレビには、ジュンが描いた絵とそっくりな目撃証言の絵が映っていた。

なぜ、自分が描いた絵と同じ生き物が!?

そこでジュンはアラタを誘うと、ひみつ基地に向かい、ツチノコと呼ばれていた怪獣を虫取り網でつかまえることに成功する。
第一発見者の男
ゲントの息子ジュン(左)とアラタ(右)。アラタのかかえているのがガヴァドン
40センチ程度のガヴァドン
SKaRDがある教江野基地に、カミクラ宇宙線研究所から連絡が入る。

地球に、未知の宇宙線がふりそそいでいるという。

そのころ、ガヴァドンをつかまえたジュンたちは、この不思議な生き物に、エサを与えようとしていた。

ガヴァドンは、段ボールに描いてあったみかんを、するすると吸い込んで食べてしまう。

もともとが絵から生まれた生き物なので、絵に描かれたものを食べるのだ。

だが、ガヴァドンは日暮れとともに姿を消してしまう。

絵に戻ってしまったのだ。

そこで、アラタとジュンは、もっと大きなガヴァドンを実体化させるため、スケッチブックをつなぎあわせて、さらに大きな絵を描くことにする。

大きくなったガヴァドン

ガヴァドン(中)
翌日、ひみつ基地の中に、2メートルを超えるガヴァドンが誕生していた。

体はとってもフカフカで、晴れた日に干したふとんのようないいにおいに、ジュンたちは大興奮だった。

子どもたちと仲良く、おとなしいガヴァドンだったが、ガヴァドンを見つけた大人たちは防衛隊に引き渡せと騒ぎ立てる。

そこで、大人たちにつかまらないようにと、ジュンとアラタ、そしてアラタの妹のツムギは、地面を棒で掘って、さらに大きなガヴァドンの絵を完成させる。
上空から見たガヴァドンの巨大地上絵
ガヴァドンに腰掛けて休む、ツムギ、ジュン、アラタ

巨大なガヴァドン誕生!

やっぱり寝ているガヴァドン
翌朝、30メートル大のガヴァドンが美多摩市の中央通りに出現する。

大きくなってもガヴァドンは寝ているだけなのだが、防衛隊の上層部から、誘導弾の攻撃による退治命令が出てしまう。

ガヴァドンは誘導弾を何発も撃ち込まれるものの、体がぷよぷよしているため当たらず、跳ね返ってしまう。

そして、その跳ね返った誘導弾は周囲のビルに当たって破壊、さらに、パニックになったガヴァドンも、ビルを壊してしまうという負の連鎖が引き起こされてしまった。
防衛隊の攻撃をうけるガヴァドン
ビルの倒壊から子どもたちを救うため、ゲントはブレーザーに変身する。

そして、ガヴァドンと戦うが、子どもたちから、ガヴァドンをたおさないでほしいという、必死の叫びが届く。

ブレーザーは捕まえようとするも、嫌がるガヴァドンの逃亡が続く。

街は夕焼けに包まれていた。

子どもたちとガヴァドンの別れの時間が迫ってきた。
ブレーザーの強烈なキックも、ガヴァドンにはまったく効かない
夕日が出て別れの時間が迫るガヴァドン

無敵の弾力性

では、あらためてガヴァドンの特徴を確認しよう。

体全体は、イルカやシャチのような流線型をしており、凹凸はほとんどない。

目にあたるところには、丸いくぼみがあり、魚のヒレのような一対の前足がある。

しっぽは意外と長く、体と同じくらいの長さがある。

攻撃技はなく、動くときは、のそのそと前に進むだけだ。

ガヴァドンの一番の特徴は、弾力性のあるやわらかい体だろう。

ブレーザーのキックや地球防衛隊の攻撃が一切効かなかったことからわかるように、物理攻撃に対しては無敵ともいえる防御力を誇っている。
二次元怪獣 ガヴァドン
身長:40センチ~30メートル
体重:400グラム~2万トン

次回は、幻覚を見せる怪獣が出現!

次回の『ウルトラマンブレーザー』は、2023年10月28日(土)朝9時から、テレビ東京系で放送予定だ。

地底より、謎の怪獣があらわれるぞ!

次回のウルトラマンブレーザーも、要チェックだ!

テレビの前で、ゲントとブレーザーを応援しよう!

どこかで見たような……?

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。