「MOTTAINAI」 台所から未来の子どもを支えるごはん 「鍋炊きごはん」

もったいない・つづけられる・伝統食! #1【米】「ご飯の炊き方とアレンジ2品」

ライター・料理家:越野 美樹

「炊き込みピラフ」のレシピ

炒める手間なしで作れる、鍋炊きピラフ。 写真:越野美樹

ご飯は土鍋だけでなく、厚手のお鍋でも美味しく炊けます。お鍋にご飯と具、オリーブオイルなどを加えると、簡単にピラフが作れますよ。ピラフなら、オイルを含むので冷めても美味しく食べられます。

【材料】4人分
米 2合
ウインナー 5本(100g)
玉ねぎ 1/4個
にんじん 1/4本
マッシュルーム 2個
ミニトマト 5個
コーン 30g
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1
醤油 小さじ1

【お手伝いポイント】
具を切ったり、お米に具や調味料を入れて軽く混ぜるのを手伝ってもらいましょう。

具とお塩とオリーブオイルを入れたら、軽く全体を混ぜます。 写真:越野美樹

【作り方】
1. 米は研いでザルにあけ、水気を切っておく。鍋に入れ、430mlの水を入れて1時間以上浸水しておく。

2. ウインナーは輪切りに、玉ねぎとにんじんとマッシュルームは1cm角に、ミニトマトは1/4に切る。

3. 1に2とコーン、オリーブオイル、塩、醤油を入れて軽く混ぜる。

4. フタをして中火にかけ、沸騰したら強火を1分くらい保ち、弱火にして10分炊く。

5. 5〜10秒ほど強火にし、火を止めて10分蒸らす。

6. しゃもじでほぐす。

ご飯を炒めなくても、炊くときにオイルを加えることで、洋風ご飯が楽しめます。 写真:越野美樹

ウインナーの代わりにベーコンやシーフードを入れても美味しくいただけます。

美味しくご飯を食べよう

私が小さい頃、ご飯は味がないし美味しくないと思っていました。    

ご飯が大好きなお子さんもいると思いますが、ご飯が苦手なお子さんもいますよね。

炊飯器もよいですが、もしよかったら、ご紹介したお米の炊き方を参考に、お鍋でご飯を美味しく炊いてみてください。  

お鍋でご飯が美味しく炊けない場合、以下の5つから原因を探ってみてください。

① 量り方:水分量が適量でなく、かたすぎたり柔らかすぎたりする  

② 研ぎ方:研ぎが足りなくてぬか臭さが残っていたり、米を強く研ぎすぎてお米が割れてしまう  

③ 浸水:浸水時間が足りずにお米に芯が残っている

④ 火加減:すぐに沸騰して甘さが足りない、沸騰が足りずにふっくら仕上がらない

⑤ 蒸らし・ほぐし:蒸らし時間が足りない、お米をほぐすときにつぶしてしまっている

もし美味しくご飯が炊けても子どもがご飯をあまり食べなかったら、ご飯と一緒に食べるアイテムを工夫してみてください。    

大人でもご飯が進むおかずがないと食が進みませんが、私が小さい頃、大人が食べるおかずだけだとご飯がちっとも進みませんでした。    

でも、ちらし寿司は大好きで、必ず3杯以上は食べていました。    

娘も最近はそんなにご飯好きではありませんが、炊き込みご飯や、ピラフ、どんぶり、焼きおにぎり、のり巻きなど、味がついているご飯はたくさん食べます。

娘が作った5色海苔巻き。細巻きを5本作ってから太巻きを巻きます。 写真:越野美樹

お子さんがどんなふうに工夫したらご飯を食べてくれるのか、楽しみながら考えてみてくださいね。    

日本で昔から食べてきたお米、残したら「MOTTAINAI」です。    

ぜひ、最後の一粒までご飯を楽しんでくださいね。

53 件
こしの みき

越野 美樹

Miki Koshino
ライター・料理家

1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook

1歳より新宿育ち。大手証券会社就職後、編集プロダクション・出版社勤務、約20年の惣菜店経営と料理教室講師を経て、2016年より新鮮で美味しい野菜が身近にある田舎暮らし。不器用ながら、食べたいものはなんでも手作りがモットー。instagramでは、基本調味料で野菜の美味しさを引き出す「平日のわっぱ弁当&週末のおうちごはん」を投稿しています。趣味は美味しいものを食べることと、ピアノを弾くこと。 ●fujinoniji 藤野料理教室にじHP ●Nadiaレシピルーム ●Facebook