子どもの「悪い姿勢3パターン」 理学療法士が教える簡単セルフチェック

理学療法士・武田純一先生「親子の姿勢教室」#2〜姿勢のセルフチェック〜

理学療法士:武田 純一

武田先生の親子姿勢教室では、子どもが自分自身の姿勢パターンを知ることから始めます。姿勢のチェックの方法は、とっても簡単! 壁に背中をつけて立ってみるだけです。

「子どもを壁の前に立たせて、横と前面から姿勢をチェックします。

横から見て、『耳、肩、股関節、膝、くるぶし』がまっすぐ一直線になっている状態が、正しい姿勢。さらに前から見て、『目、肩、骨盤、膝』が一直線に、床に対して水平になっているのが理想です」(武田先生)

この男児は「耳、肩、股関節、膝、くるぶし」がほぼまっすぐ揃っているのでOK。このとき、壁と腰の裏には、手のひらが一枚はいるくらいがベスト。この際、良い姿勢をとろうとするのはNG。
写真:遠藤るりこ
前から見て「目、肩、骨盤、膝」が、床に対して水平になっているのか確認する。この場合、水平なのでOK。
写真:遠藤るりこ

では、悪い姿勢とはここからどのように崩れている状態なのでしょう。子どもたちに多く見られる悪い姿勢には、
①背中ぐちゃ
②反り腰
③かたよった姿勢

と、大きく分けて3つのパターンがあると言います。

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