発達心理学者が回答! 1~3歳の育児悩みに答える「子育てQ&A」#31~#40まとめ

「イヤイヤ期」「寝かしつけ」「トイトレ」など子育ての悩みに専門家が答える「子育てQ&A」の過去10回分をまとめました!

渡辺 弥生

#35 ごはんは食べずにお菓子ばかりほしがり困っています

写真/Adobe Stock
1~3歳は、3回の食事に加え、栄養を補うためにおやつも上手に取り入れていってあげたいもの。

子どもがお菓子をほしがって泣いたりすると、「あと少しだけね」などといって、食べさせてしまいがちですが、食事の量に影響しては本末転倒ですね。
ごはんは食べずにお菓子ばかりほしがります。対策はありますか? 写真/Adobe Stock

「ごはんは食べずにお菓子ばかりほしがり困っています」(2歳・女の子)

いちばん問題なのは、お菓子なら喜んで食べるからといって、食事がわりにしてしまうことです。

食事は健康の源。

体や脳の成長が著しい時期の子どもは、栄養バランスのよい食事を1日3回楽しく食べることが大切です。

#36 早期教育って、いつからはじめたらいい? 効果はあるの?

写真/Adobe Stock
早期教育は、子どもにやる気があることが大前提。

1~3歳では「興味があるし、経験の一つとしてやらせてみようかな」というくらいの気持ちではじめて、ようすを見ながら進めるのがベストでしょう。
早期教育って、いつからはじめたらいい? 効果はあるの? 写真/Adobe Stock

「早期教育って、いつからはじめたらいい? 効果はあるの?」(3歳・男の子)

早期教育については、いろいろな説がありますが、大きく分けると二つの考え方にいきつきます。

一つは、教え方を工夫すれば、たとえば、小さな子も俳句が詠めるようになるし、3歳でバック転だってできるようになるという発想です。

そして、もう一つは、たとえば、ハサミづかい一つとっても、指を動かす機能が伸びているときに教えたほうが効果的。

つまり、発達が進む時期は興味も出てくるので、その段階ではじめるほうが能力の獲得が早いという考えです。

どちらも一理ありますね。

ただ、デメリットを知っておくことも必要です。
次のページへ #37 冷静に叱るのは難しい! どなってしまうことはいけないこと?
111 件