「一生、ここから出られない」と思った少女が変わった理由 あさのあつこが教える希望の秘密

君に贈る「物語の処方箋」 (3/4) 1ページ目に戻る

「生きる価値がある」と教えてくれる2冊

『マチルダは小さな大天才』(著/ロアルド・ダール、評論社)

『マチルダは小さな大天才』(著/ロアルド・ダール、評論社)
『マチルダは小さな大天才』(著/ロアルド・ダール、評論社)
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あさの:マチルダという少女が、いいかげんな両親や校長先生など、強権的な大人を蹴散らしていくお話です。私は大人になってから読んだ本ですが、10代の私がこれを読んでいたら、どれほど爽快だっただろうと思いました。

物語でマチルダが最後に下す判断は、日本の児童文学では考えられない展開で「すごいな、ロアルド」と思わされました(笑)。小学生から中学生に読んでほしい物語です。

『まともな家の子供はいない』(著/津村記久子、筑摩書房)

『まともな家の子供はいない』(著/津村記久子、筑摩書房)
『まともな家の子供はいない』(著/津村記久子、筑摩書房)

あさの:主人公の中学生の女の子セキコは、ものすごく怒っています。くだらない父親や、その父親にへいこらする母親、調子がいいだけの妹、学校でのあれこれにとにかく怒り狂っている。とっても斬新な物語です。

言いたいことを飲み込んで、周りに合わせて傷ついて、しゃがみ込んでしまう子がいるとするならば、ぜひ読んでもらいたい。きっといまの中学生が読んだら嬉しいんじゃないかなと思います。

「君へ贈る」あさのあつこさんのアドバイス

──今を生きる子どもたち、そして親世代にもアドバイスをいただけますか。

あさのあつこさんから、子ども&親世代に贈る言葉
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