「ありがとう」って、そもそもどういう意味? 【今日の禅語】大愚元勝・福厳寺住職

「感謝報恩」とは 〔3分で読める! しなやかな心を育むメッセージ〕(24)

福厳寺 住職:大愚 元勝

イラスト:力石ありか

本記事は現在発売中の書籍『1日3分でしなやかな心が育つ 禅のことば』の一部を抜粋、編集したものです。

【感謝報恩】
(かんしゃほうおん)

直訳:
ありがたさに気づき、恩にむくいる

メッセージ:
「ありがとう」を口グセにしよう

仏教では仏さまが入滅(にゅうめつ:亡くなった日)に涅槃会(ねはんえ)というものをして、感謝報恩をささげます。

また、四恩(しおん)といって、
「父母の恩」
「社会の恩」
「国の恩」
「仏さまの恩」

を大事にしましょうと教えます。

それくらい、感謝することは仏教にとって大事なこととされているのです。

いちばん簡単な恩の返し方

「恩にむくいる」といっても、そんなにたいしたことをする必要はありません。

大切なのは、私たちはいろいろな恩を受け取っているということに気づき、それを忘れないことです。

そのためにできる、いちばん簡単なものが「ありがとう」と相手に伝えることです。

ありがとうは「有り難い」

そもそも「ありがとう」は「有(あ)り難(がた)い」ということばが由来です。

これは「めったにない」という意味です。

人にやさしくしてもらえるのは、当たり前のことではありません。

この世に生まれて、いまも生きていることが奇跡のようなことなのです。

ちょっとしたことでも「ありがとう」と伝えることで、周りの人もあなた自身も、しあわせになることができます。

『1日3分でしなやかな心が育つ 禅のことば』
大愚元勝(監修)
定価:1,430円(税込)
ISBN:978-4-06-531752-5
イラスト©力石ありか
読者対象:小学校3年生以上

子どもたちが自分で感情をしずめるために役立つ24のメッセージを、超訳&イラストでわかりやすく解説。
大人が読んでも役立つ一冊です。

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たいぐ げんしょう

大愚 元勝

Taigu Gensho
福厳寺 住職

佛心宗大叢山福厳寺31代目住職。慈光グループ会長。僧名「大愚」は、何にもとらわれない自由な境地に達した者を表す。駒澤大学、曹洞宗大本山...