どうする? 子どもが発熱! 現役小児科医が解説する正しい解熱剤の使い方

いつ冷やす? 解熱剤は必要? 自宅でできる対処法を紹介! 現役小児科医テル先生の「子どもの救急相談室」#7

小児科専門医:小児科医 テル

テル先生は総合病院に勤務する17年目の現役小児科医。「正しい医療の知識をしってもらいたい」と2018年からInstagramを中心に、SNSで子どもの健康について情報発信しています。

そんなテル先生による、子どもがかかりやすい病気や注意したい事故・身の回りの危険、気になる子どもの発達など、子どもの「もしも!」に備えるママパパ必見のヘルスケア情報をご紹介します。
季節の変わり目、気をつけたいのは子どもの発熱。「いつもよりおでこが熱い」と気づいたら、何をするべきなのか? どのタイミングでどこを冷やせばいいのか? 以前にもらった解熱剤や市販薬は飲ませても大丈夫なのか?など、発熱に関する疑問を、テル医師が解説します。

【解熱剤を使うとき】

38.5℃以上の熱があり、食事や水分が思うようにとれないなど、苦しそうにしていたら解熱剤で熱をやわらげてあげましょう。

※基本的に生後6ヵ月未満の乳児には体温を下げすぎてしまう可能性があるため、解熱剤は使いません。服用せずに、医師に相談しましょう。

【子どもに使用できる解熱剤】

子どもに使用できる解熱剤は「アセトアミノフェン」という成分だけです。処方される薬の名前は「カロナール」「アンヒバ」など、いろいろな種類があります。吐き気やせきのあるとき、粉薬が上手に飲めない場合は、飲み薬よりも坐薬が適しています。
苦しそうにしているかどうかチェック

【服用するタイミング】

なるべく空腹時をさけ、使用間隔は6時間以上あけてください。「解熱剤で熱が下がった=病気が治った」ではありません。平熱まで熱が下がらなくても、その後の様子をよく観察してください。

【以前に処方された解熱剤】

お子さん用に処方された薬なら、使っても基本的に大丈夫です。

ただし、かなり前に処方された薬は要注意。使用期限が切れていたり、お子さんの体重に合っていないものは服用を避けてください。
子どもに使用できる解熱剤を

【他の家族に処方された薬】

兄弟であっても、体重が違えば、処方される薬の量も違うので、兄弟に処方された解熱剤を使用するのはおすすめできません。

また、大人用に処方された薬は、子どもには使用してはいけない成分が含まれていることがあるので、決して使わないようにしてください。

【市販の解熱剤】

ドラッグストアで販売している「子ども用解熱剤」は、基本的に安全に使えます。必ず子ども用であることを確認してください。また、大人の解熱剤は子どもには使えません。

思春期ごろまでは、大人の薬は使わないようにしてください。説明書に従って、年齢にあった投与量を守りましょう。

次回は発熱時の食事や入浴について解説します。
記事監修:小児科医テル、イラスト:原あいみ、写真提供:ucchie79/PIXTA(ピクスタ)
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しょうにかい てる

小児科医 テル

Shonikai Teru
小児科専門医

総合病院に勤務する17年目の小児科医。「親や、子どもに関わる人たちに正しい医療の知識をしってもらいたい」と思い、2018年からInst...

げんきへんしゅうぶ

げんき編集部

幼児雑誌「げんき」「NHKのおかあさんといっしょ」「いないいないばあっ!」と、幼児向けの絵本を刊行している講談社げんき編集部のサイトで...