子育てに最適な家づくり 先輩ママが間取り・治安・学校や実家への距離・騒音問題などに助言

間取り、治安、実家の近さ、本好きの子に育てる工夫… 子育て住宅でこだわったポイント

コクリコラボ

コクリコラボではこれまで子育て中の家庭の住宅事情について調査してきました。本記事では、特に育児生活や子どものためにママがこだわった住宅選びのポイントをまとめます。

コクリコラボアンケート
「AnyMaMa(エニママ)」登録者を対象に2022年11月4日~11月14日インターネット上で実施。有効回答数は115件

※アンケート回答の原文をそのまま記載しています(一部抜粋・明らかな誤字等は修正のうえ記載)

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。
ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。

子育てする家でこだわったポイントとは?

子育て中のママに「住宅選びの際、育児生活(お子さん)のためにこだわったポイントはありますか?」と自由記述式のアンケートを実施。「子育て」にクローズアップしたこだわりポイントをご紹介します。

◆立地・周辺環境

子どもの年齢にかかわらず気になるのが安全面です。小学生になると登下校など子どもだけで行動する時間が急に増え、治安が気になります。

・小学校までの導線、治安の良さ。

・大通りに面していない。

・町に防犯カメラが設置されていること、治安がいい場所、近くに整備されていない川や池、森などがないこと。


安全面だけでなく、子どもの情緒面に好影響な立地を探したママも。

・利便性と自然豊かな環境、両方が揃っている立地環境。今まであまり自然に接してこなかった子どもたちに、自然ともっと触れ合って欲しいなと思いこだわりました。

◆実家からの距離

子育て中の家庭ならではのポイントが「両親の実家からの距離」です。頼れる人が近くにいるかどうかも、立地の条件として重要になります。

・実家に住んで自分の負担を減らすことで、子供へ気を向けられる余裕を増やせるように選択した。

・大きな公園が近いところ、実家に近いところなど、立地にこだわった。

・旦那の実家からの距離(ほどよい距離(笑))。


座談会では実家の近くに家を建てればよかった、というリアルなママの声も寄せられました。

・家事動線なども快適なので家を建てたことは後悔していません。ただ今は両家の実家まで車で1時間。もっと親の近くに住んでいれば、自分が仕事復帰したあとに協力者が近くにいて、安心だったのかなと思います。(妊娠9ヵ月、2歳の女の子のママ)

◆広さ・間取り

「子育てに最適な家」と聞くと、子ども部屋の有無などの間取りをイメージされるのではないでしょうか。実際このような回答もありました。

・人数分の部屋が用意できること。

・充分な広さ。

・自然が多いところ、裸足で走り回れる間取り。


一方で最近では自由度が高い間取りへの人気が高いようです。きょうだいが増えたり、収納するものが変わったりしたときに対応できる間取りだといいですね。

・今後子どもが増えて、自分の部屋を欲しがった場合、簡単に間取りをかえて部屋数を増やせるようにしました。

・今現在の子供に合わせるのではなく、可変性のある部屋作りにしました。部屋は細かく分けるのではなく、大きくつくり、必要に応じて家具で仕切ったりしようと思っています。


家事動線を子育て空間にうまく組み込んでいる事例も多くみられました。前回のコクリコラボで取りあげましたが、今は家庭で宿題を見ることが求められているので、このような間取りが人気になるのも納得です。

・リビングの一角にワークスペース(本棚、机、いす、PCなど)を作り、勉強や宿題、調べものをしやすいようにした、キッチンからも見渡せる位置にあるので、コミュニケーションをとりながらそれぞれが作業できるようにした。

・子どもの宿題がカウンター(キッチン対面)でできるようにした。

・リビングの隣にキッズルームを作り、入り口の形にもかわいくこだわった。

◆騒音問題

子どもがいると気になるのが周囲への騒音問題です。後悔ポイントを募集したときもこんな声が寄せられました。

・マンションで下の階があるということ。ダンスをしている娘たちがステップを踏むと、下の階から苦情に似た「ドンドン」という音が返ってきて辛い。一戸建てにはとても憧れる。

そこで騒音を気にせず、のびのびと育てられることにこだわったママは多いようです。

・うるさくしてもいいように戸建にした。

・子供が、ワーワー騒いでも気にならない環境であること。

本を読む子をはぐくむ家の工夫

以前コクリコラボで小学生の読書事情​を調査したところ、多くのママが本を読む子をはぐくみたいと考えていることがわかりました。本を読む子を育てるために、住宅にこだわったママはいるのでしょうか。アンケートにはこんな回答がありました。

・家のあらゆる場所で、自由に読書ができるよう、家中に本棚を4箇所作ってもらった。

・子供が読んでほしいときにすぐ手にとれるように本棚をリビングに建付けにして大きめにスペースを取った。


座談会ではこんな意見も。

・リビングがある1階ですべてが完結するよう家を設計しました。三男が絵本大好きで、読むたびに2階に取りにいくのが面倒くさいので、絵本用の収納を1階に作りました。

たしかに本を取りに行く動線が悪いと、読書好きからは遠ざかってしまいそうです。居住スペースに子どもの本を置くスペースを作ったり、生活のなかに本を配置しておく家にすると、本を読む子に自然と育っていくのかもしれませんね。

ママたちの想いがこだわりに

子どもたちが安全でのびのびと楽しく生活できるよう、ママたちは本当にさまざまな観点からこだわっていることがわかりました。もちろんすべてを盛り込むことはできませんが、これから住宅購入や引っ越しを検討しているママはぜひ参考にしてください。

こくりこらぼ

コクリコラボ

コクリコとAnyMaMa LIFESTYLE.Labが協働で、子育て課題解決×読書文化を目指すプロジェクト「コクリコラボ」。 ママの社会復帰を支援するサービス「AnyMaMa(エニママ)」で活躍するママたちのリアルな声を集めながら、新たなサービスや取り組み、ライフスタイルのアイデアを生み出していきます。 (Any MaMaについてはこちら:anymama.jp Twitter: @AnyMaMaJP )​

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