3月24日 帰ってきたウルトラマン キング・ボックルが地上侵攻を開始する!

今日は何の日? 「ウルトラ怪獣日和」 3月24日(1972年)

テレビマガジン編集部

地中からキング・ボックルが出現!

小泉博士を撃ってしまったことにショックを受ける上野。さらに、突然耳鳴りがし、マットシュートを乱射してしまう。そこに、郷が到着。上野は落ち着きを取り戻し基地に帰還するが、小泉博士は死亡しており、体内からマットシュートの弾丸が摘出される。伊吹隊長は「相手が先に撃ってきた」と言う上野の証言を信じていたが、上層部は上野のことを信じないだけでなく、隊員が地底学の権威を殺害したMATそのものにも不満を感じていた。

一方、小泉博士が湖のほうに向かっていく姿が偶然撮影されていた。現像された写真を郷たちが確認してみると、小泉博士が進む先には、謎の怪物が映っていたのだった。郷たちは上野が敵の罠にはめられたのだと推測。さらに、小泉博士の体内から摘出された弾丸は、マットシュートのものとそっくりではあるものの、刻まれている螺旋が左右逆であることが判明する。敵の狙いはチドリであり、上野が邪魔だったのだ。

独房に入れられていた上野は無事に解放される。さらに、怪物の写真を見たチドリは、それが小泉博士が研究していた地底人類のキング・ボックルであることに気づく。チドリは郷たちを連れ、寮に保管しているキング・ボックルの資料を手渡すが、同時に地中からキング・ボックルが出現、寮の建物は地中に沈んでしまう。郷はウルトラマンジャックに変身。陥没した寮を持ち上げると、キング・ボックルと戦闘を開始した。ジャックは敵の高い戦闘力に苦戦するものの、上野の援護やチドリの「キング・ボックルはコウモリのように超音波を使い行動している」という助言を受け、反撃。体を回転し地中から脱出すると、アンテナをもぎ取ることで敵の認識能力を麻痺させ、ウルトラブレスレットで撃破したのだった。

原始地底人 キング・ボックル

肩から伸びる2本のアンテナから怪電波を発する  ©円谷プロ
【ウルトラ怪獣事典】
原始地底人 キング・ボックル

全長/2.5〜50メートル
体重/130キログラム〜3万トン

地上への侵攻を企む地底人。目が見えず、コウモリのように自分が出した超音波によって周囲の状況を確認している。赤いガスや頭部から発射するロケット弾でジャックを追い詰めた。

登場エピソード:『帰ってきたウルトラマン』第50話「地獄からの誘い」(1972年3月24日放送)
脚本:斉藤正夫/特殊技術:真野田陽一/監督:松林宗恵

今回紹介したエピソードはウルトラサブスク「TSUBURAYA IMAGINATION」で配信中。ウルトラマンシリーズが見放題になる動画配信サービスです。
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3月24日は地底からキング・ボックルが出現した日

3月24日は、キング・ボックルが自らの存在を知った小泉博士を殺害。資料を残していた娘のチドリをも殺そうと暗躍したエピソードの日。無事にキング・ボックルは撃破されました。しかし、敵は無数にいる地底人類の1体でしかなく、地上を虎視眈々と狙っていると思われます。小泉博士の残した資料を活用し、MATは次なる地底からの刺客との戦いに備えるのでした。
※この記事は『ULTRAMAN ウルトラマン&怪獣手帳 2024』をもとに構成しています。
©円谷プロ

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テレビマガジン編集部

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。

日本初の児童向けテレビ情報誌。1971年11月創刊で、仮面ライダーとともに誕生しました。 SNS:テレビマガジンX(旧Twitter) @tele_maga  SNS:テレビマガジンLINE@ @tvmg  記事情報と付録の詳細は、YouTubeの『ボンボンアカデミー』で配信中。講談社発行の幼年・児童・少年・少女向け雑誌の中では、『なかよし』『たのしい幼稚園』『週刊少年マガジン』『別冊フレンド』に次いで歴史が長い雑誌です。