著:はやみね かおる
校長からひとこと
今読んでも、「よくこれを児童書として出版してくれたなぁ」と驚くと同時に、感謝の気持ちが湧いてきます。そして、辻真先先生の解説! 本当にありがとうございました。ぼくは怖い話が苦手ですが、一見怪談に見える話が論理的に解かれる話は大好きです。そう思って第一部の『怪談』を書きました。第二部『夢の中の失楽』に出てくる平井龍太郎が誰をモデルにしてるかは……書くまでもありませんね。第三部『さよなら天使』に出てくる創人君は、成長して『後夜祭でつかまえて』という短編に出てきます。やっぱり名探偵になってました。
「わき目もふらずお読みなさい。童心に満ちたあのころに返って、妖しくも楽しい赤い夢を結ぶことができると、保証しよう。」――辻真先 シリーズ屈指の「本格指数」! 霧に包まれる機巧館(からくりやかた)。館に住む老推理作家は密室の書斎から煙のように消えた。机に残された『夢の中の失楽』という題名の推理小説。やがて作中のかぞえ唄の通りに見立て殺人が起きて……。どこまでが現実でどこまでが夢なのか。名探偵夢水清志郎をして、「謎を解くのが怖い」と言わしめた事件の真相とは!?
発売日 | 2009/01/15 |
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価格 | 定価:円(本体581円) |
ISBN-13 | 9784062762557 |
判型 | A6 |
ページ数 | 290 |
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