著:はやみね かおる 絵:村田 四郎
校長からひとこと
「iモード」なんて、今の子どもたちにはわからないでしょうね。他にも、片岡知恵蔵の『犬神家の謎・悪魔は踊る』など、当時でも古くてわからないネタがちりばめられています。四半世紀近く経った今、そういうネタは古代文字扱いです。わからないときは、近くのお年寄りに訊いてみてください。これを書いているとき、窓の外で風に吹かれた竹の笹がクルクル舞っていました。そんな描写を本文中に取り入れたようなことを覚えています。あと、教授がキュウリとナスビとトマトを育てるというシーンがありますが、実際やってみると夏の間中食べ続けることになるのでご注意ください。 (発行日 2001/08/24)
夢水名(迷)探偵は、雑誌の謎解き紀行の取材で毬音(まりね)村へ。夜、歩きまわる人形たちのうわさは、ほんとうなのか? 人形作家だった栗須寧人(くりすねいと)は、なぜ人形の塔を建てたのか?そして、その塔で3年まえにおこった謎めいた事件の真相は?――と、シリアスに展開するはずだったが、レーチたち文芸部映画スタッフまでついてきて、いったいどうなる? 名探偵夢水清志郎事件ノート第9作!
発売日 | 2001/08/24 |
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価格 | 定価:円(本体780円) |
ISBN-13 | 9784061485679 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 320 |
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美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る畏れられつつも村人たちを愛していた人形師の悲しい事件でしたが、名探偵の教授が呪縛を解いてくれました。周りと同じことで安心してしまったり、違うことを畏れる人の心理について考えさせられました。 そしてなんといっても森川美琴の登場!私の名前と漢字が同じなので、テンション上がりました⤴レーチに振り回される一ノ瀬くん、読み返すと思ってた以上にこき使われている…。中学生の部活動、青春らしさが眩しい一冊でした。 家庭菜園してますが、夏は毎日トマトナスピーマンキュウリトマトナスピーマンキュウリトマトナスピーマンキュウリトマトナスピーマンキュウリ…