著:はやみね かおる 絵:村田 四郎

校長からひとこと
最初に、歴史が苦手という言い訳を大々的に書いてます。大江戸編です。大江戸編なのに、始まりはイギリスです。ジョゼフ=ベル教授については、調べてみてください。あと、才谷梅太郎は……誰かわかりますね? この頃から、たくさん資料を調べて書くということが身についてきました。「調べてこの程度か!」という呆れた声には、耳を後ろにします。どうして『夢水清志郎左右衛門』が『清志郎左衛門』 じゃないのかというと、一コマでも原稿用紙のマス目を埋めるためです。しかし、よく江戸時代の話を書いたな……と、冷や汗と恥をかいてます。 (発行日 1999/07/15)
かっこいいのか悪いのか、イマイチつかめない夢水名(迷)探偵。今回は、なぜか江戸時代にワープし、名前も夢水清志郎左右衛門となってイギリスにあらわれ……と思ったら、つぎは長崎でギヤマンの壺消失事件にまきこまれる。さらに江戸へむかう道中や江戸の町でも、つぎつぎと謎が待ちうける。おもしろさ200パーセントの名探偵夢水清志郎事件ノート外伝、大江戸編上巻登場!
| 発売日 | 1999/07/15 |
|---|---|
| 価格 | 定価:円(本体810円) |
| ISBN-13 | 9784061485143 |
| 判型 | 新書 |
| ページ数 | 266 |
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美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る舞台が江戸時代になっても教授の「みんなを幸せにするのが名探偵」というポリシーはもちろん、それぞれのキャラクターが変わらない魅力を持ったままいました。小中学生の時、幕末の大河ドラマにどハマりしていたのもあって、大江戸編は何度も読みました。特に好きなシーンが3つあります。1つ目はエディンバラでのジョセフ・ベル教授との邂逅。もう浪漫爆発です…!ここからエドガー・アラン・ポーの作品読んだことを覚えています。2つ目は梅太郎さんとの“せく はんど”。これが大政奉還に繋がるのかなぁ、と思って好きです。3つ目は教授の「未来は子どもたちのものだよ。」という言葉。どの時代でも子どもたちに希望を託す姿勢が教授の優しさそのものなんだと思います。