著:はやみね かおる 絵:村田 四郎
校長からひとこと
長屋の名前の『徳利』は『トリック』の文字を入れ替えたんだろうなと、想像します。今読むと、怪盗クイーンが出番を待ちかねて、腕をグルングルンと回してるのが見えます。この巻で、戦闘シーンを初めて書きました。今読むと、描写が少しも成長してないのがわかります。資料を調べるのは大変ですが、江戸時代を舞台にしたミステリーは楽しいですね。科学捜査もスマホも無いので、大胆なトリックを使えます。本編の『れーちの東海道中膝栗毛』を読めば、何を言いたいかわかってくれると思います。今までボツにしてきたトリックで、過去を舞台にしたミステリーを書きたくなりました。 (発行日 1999/11/15)
花見客の見守るなかで予告どおりに盗みを成功させた怪盗九印(くいん)の正体をつきとめ、れーちの話の謎をあっさり解いた清志郎左右衛門が、幕府軍と新政府軍の戦から江戸を守るために、すごいことを考えた。江戸城を消す……。そんなことができるのだろうか。勝海舟や西郷隆盛を相手に名探偵の頭脳がさえる。名探偵夢水清志郎事件ノート外伝・大江戸編下巻、はじまりまじまり。面白すぎる。
発売日 | 1999/11/15 |
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価格 | 定価:円(本体800円) |
ISBN-13 | 9784061485204 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 288 |
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