著:はやみね かおる 絵:村田 四郎
校長からひとこと
テストで良い成績を取る方法は、そんなに難しいものではありません。でも、その方法を実行するのは、かなり難しいかもしれません。でも、本当に難しいのは、自分で考え続けて調べて誰かに教えを請い、本当に大切なことの答えを出すことなんですけどね。そして、この物語で、夢水シリーズは10周年です。巻末には、十年の歩みが載っています。このとき、すでにシリーズ最終刊『卒業』を書くことは決めていたんですね。また、この巻から担当が森定さんに変わりました。確か、最初の打ち合わせで「忙しすぎるので、余裕をください!」と言ったのを覚えてます。 (発行日 2004/12/15)
怪人笛吹き男vs.夢水清志郎 世紀の対決!! 夕暮れの街で、1つの都市伝説がささやかれる。笛吹き男が、子どもたちを夢の国へ連れていってくれる、と。うわさの中心は、かならず成績が上がるという評判のサクセス塾だった。夢水は、岩崎3姉妹らと、サクセス塾の合宿に潜入。すると、笛吹き男は、生徒130人を消してみせる、と予告してきた! 夢水は、笛吹き男を止めることができるのか? シリーズ10周年を飾る、第12作!
発売日 | 2004/12/16 |
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価格 | 定価:円(本体980円) |
ISBN-13 | 9784061486713 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 368 |
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美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る三つ子であることを生かした展開で、真衣や美衣からの視点パートがあり、それぞれの思いが語られているのも新鮮でした。それぞれの恋模様にもほっこりしました。 自分で自分の人生を決断することに悩み、子供でないと思いながらも大人になりきれない葛藤を抱いていたことを思い出します。そして先生たち大人も生徒をどう未来へ導いて行くべきなのか葛藤しているんですよね。 あとがきでは、これまでのシリーズを振り返ってや、モチーフとなった作品が明かされているのが嬉しいです。