著:はやみね かおる 絵:佐藤 友生
校長からひとこと
帯を見ると『名探偵夢水清志郎シリーズ20周年!』と書いてあります。本書を書いたのが10年前。ということは、今年はシリーズ30周年! ( ゚д゚)ハッ!(2024年秋現在) その後、夢水清志郎単独主人公の物語を書いていませんでした。そろそろ書かないと、教授のことを忘れてしまいそうです。あとがきを読んで思い出したのですが、この頃、右肩の鎖骨を折ってました。鎖骨は折れてても、指は動きますね。骨折2日目から、キーボードを叩いてました。もし、文章がおかしいところがあったら、それは骨折していたからだということにしてください。おまけとして、『歩く御神木』がついてます。
今からおよそ100年前。「絵封師」を名乗るものが、鬼ヶ谷一族の秘宝のありかを「3枚の絵」にかくした。絵封師の目的は? 秘宝の正体は? すべての謎が解けたとき、そこにはさらにおどろきの真実がーー!! 伊緒・ルイ、亜衣・真衣・美衣、レーチ……夢水の歴代メンバーが、総出演! はじめて夢水を読む人にもぴったりの短編集。
発売日 | 2014/11/14 |
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価格 | 定価:円(本体820円) |
ISBN-13 | 9784062854573 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 352 |
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美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見るクロスオーバーの魅力が炸裂した1冊で、「ここでこのキャラが!?」と驚き、興奮して何度本を伏せて深呼吸をしたことか…。みんなそれぞれが自分の道を歩いている姿が感慨深く、恋愛模様は昔と変わらず続いている点はほっこりしました。その反面、成長とともに教授と会う機会も減ってしまうのも分かるけれど切なさを感じます。私自身も当時高校3年生で、以前と比較すると本から離れていた時期でもあるので、自分の成長とも重ね合わせてしまいました。それでも三姉妹と教授の絆は変わらず安定感がありましたし、そしてずっと待ち望んだ大学教授時代の教え子との再会。胸熱でした!! 1つの謎を追っているのに、あっちでもこっちでも盛り上がっていて、過去作との繋がりが感じられるのもたまりません。さらには長年ファンが「それはどこで教えてもらえるんだ?」と思ってた「歩く御神木」も謎解かれ大満足です! 欲を言うと「湖畔荘殺人事件」も知りたいし、レーチの肝試しや田中家のことも気になります。続編待ってます!!