著:はやみね かおる 絵:佐藤 友生
校長からひとこと
ここから『夢水清志郎の事件ノート』ではなく『事件簿』になります。実は、『そして五人がいなくなる』を出すときも『事件簿』でお願いしたのですが、子どもにはわかりにくいと言われて、『事件ノート』になりました。だったら、どうしてセカンドシーズンからは『事件簿』でもOKになったのか? この謎は、深いです。新しいシーズンを始める最初の事件、本当はレトロシティではなく『神隠島』を舞台にする予定でした。でも、やめておくことにしました。理由は簡単です。神隠島を舞台にすると、はやみねではなく勇嶺の書く怖い物語になってしまいそうだったからです。(発行日2011/02/10)
50年まえの町を再現した「レトロシティ」に名探偵夢水清志郎がやってきた! そこには、秘宝をねらってシティをさわがす謎の怪人幻影師存在がーー。謎解き大好きの小学生、宮里伊緒・美緒の姉妹とともに、夢水清志郎がつぎつぎとおこる怪事件に立ちむかう! 名探偵VS.幻影師の世紀の対決はどうなるのか!? 大人気本格ミステリーの新シリーズがスタート!!
発売日 | 2011/02/10 |
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価格 | 定価:円(本体810円) |
ISBN-13 | 9784062851978 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 320 |
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美琴 @Z5HHR
美琴 @Z5HHR
【この投稿はネタバレを含みます】
続きを見る教授、おかえりなさい!!最初は亜衣、真衣、美衣が恋しくて、手に取ることが躊躇われました。でもページをめくりはじめたら、これからの物語で伊緒、美緒、ルイたちがどのように成長し、どのような関係、絆を結んでいくのか楽しみでしかありません。 特に印象的だったのは、シリーズ通しての宿敵となるであろう怪人幻影師の登場です。幻影師の存在が緊張感と重厚な空気をもたらしていました。昔から名探偵にはライバルが必要ですもんね!こちらも2人の対決がどう展開するのか目が離せません。舞台がレトロシティということもあって、なんだか怪人二十面相のようなノスタルジックな世界観の中、事件ノートの1巻目の伯爵事件を彷彿とさせるシーンもあり嬉しかったです。 中島均に思うところがあるのだけど今後明かされるのか、他シリーズでもちらほら出てくるQ国の存在も気になります。