第29話はソラが引っ越しで忘れられたネコのぬいぐるみと出会い、一緒に過ごすうちに心が通じ合うお話でした。
今回の第30話、みんなで海に遊びにやってきました。運動神経抜群なソラが実は泳げないとわかって、ましろたちは驚きました。
スカイランドの湖では、息を止めて湖の底を歩いていたと言います。
「ヒーローたるもの、泳げなければなりません! 私に泳ぎ方を教えてください!」と、ソラは気合十分です。
「任せてください! 実は僕、泳ぎには自信がありまして」とツバサが張り切ります。鳥の姿になったツバサは、イルカのように海上へ飛び上がりながら泳いでみせました。
「こうやって両方の翼を動かして……」と、得意気にツバサが説明を始めますが、「手は翼の代わりになりますか?」とソラ。
「あっ……!」と気まずい雰囲気に(笑)
続いて、あげはが教えます。保育園児に教えるように、波打ち際でエルちゃんも一緒に、「1、2、1、2」とゆっくり歩く練習です。
「かれこれ30分、あんな感じだけど……」「泳ぎの練習に入る前に、夏が終わりますね」とましろとツバサが遠くから見つめます。
今度は、ましろがソラに泳ぎを教えることに。
あおむけで水に浮く練習から始めることにしました。
怖がるソラに、「力を抜いて、ふわりって空に浮いているような感じで」と、ましろがコツを伝えソラの背中を支えます。
「張り切って海に身をゆだねてみます! 海を、何としてもこの壁を越えてみせます!」と、燃えに燃えているソラですが、「せっかく海に来たのだから、もっと楽しみましょう」とツバサが言いました。
小渕 早紀
東京都出身・川崎市在住。講談社の幼児誌「たのしい幼稚園」「おともだち」「いないいないばあっ!」の構成・ライティングを担当。キャラクター...