10/8放映! 「ひろがるスカイ!プリキュア」第36話まとめ「子どもの心を守りたい! あげは最強の保育士へステップアップ」

世界一プリキュアにくわしいプリキュア専門ライターが、10月8日放送の『ひろがるスカイ!プリキュア』最新話まとめ記事化!

ライター:小渕 早紀

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2月から放映開始し、話題沸騰の『ひろがるスカイ!プリキュア』。幼児雑誌「おともだち」「たのしい幼稚園」ほか、これまで何十冊も絵本を執筆してきた「プリキュア専門ライター」が10/8放映分の第36話のあらすじ(ネタバレあり)をまとめつつ、注目ポイントを熱弁!

たけるくんとの関係に悩むあげは先生

第35話は、ソラが女子野球部の特別コーチになり、ケガをしてしまったエースピッチャーと部員のみんなを支え、大会の優勝に貢献するお話でした。

今回の第36話、保育園で実習中のあげはが、子どもたちとヒーローごっこをして遊んでいるシーンから始まります。

年長のたけるくんは、あげは先生がプリキュアだということを秘密にしてくれています。

「ぼく、たいせつな人を守る“さいきょー”になるよ」とあげはに言ったとおり、たけるくんは泣いている子がいればかけつけて寄り添う、強くて心優しい子になっています。

ある朝、あげはが保育園でいつものように子どもたちを出迎えていると、たけるくんは目も合わせずに教室へ行ってしまいました。様子が変です。

他の先生から話を聞くと、たけるくんは急に引っ越しが決まって、あと数日しか保育園に来ないのだとわかりました。

すっかり元気がなくなってしまったたけるくんは、あげはを避けるように絵本を読み、あげはがかくれんぼや縄跳びに誘いますが、「遊ばないってば!」と拒否!

「最強の保育士」のモデルはあげはの先生だった

その夜、ため息を連発するあげはは「たけるくんを励ましたいのに、どうしたらいいかわからない」とソラたちに悩みを話しました。

「これじゃ最強の保育士失格かも」というあげはに、ツバサが「最強の保育士ってなんなんですか?」と聞きました。

(たしかに、「最強」ってどんな意味なのか気になっていました! ツバサくんナイスな質問です!)

「私が小さかったころ、お父さんやお姉ちゃんと離れて暮らすことになって、悲しくて保育園でも落ち込んじゃったとき、そばで見守ってくれた先生がいたんだ」

(明るいキャラが際立つあげはさんですが、やっぱり当時はとても落ち込んでいたのですね。涙)

毎日いつでもあげはのことを気にかけてくれたその先生は、あげはの手を優しく包み「悲しいの悲しいの、あげはちゃんから飛んでけ〜」と寄り添ってくれて、あげはに笑顔が戻っていったのでした。

「保育園の先生ってすごい、最強だって思ったの」とあげはは言いました。

「その先生があげはさんの心を守ってくれたのですね」とソラ。

「子どもの心を守る、それが私が思う最強の保育士」

なのに、たけるくんに何もしてあげられていない今の状況が、あげはにはつらいのです。

ツバサがあげはにどうしても伝えたかった気持ちとは?

ツバサはあげはを心配して保育園に一緒に着いて行き、「無理に笑おうとしないでください。そのまんまのあげはさんでいればいい」と、どうしても伝えたかったことを伝えました。

たけるくんの登園は今日が最後です。

ひとりで砂場にいるたけるくんのもとへ行き、あげははたけるくんとのこれまでの思い出を語り始めましたが、あげはの頰にはいつの間にか涙が伝っていました。

たけるくんも「ぼく……ほいくえんにいたかった。あげは先生ともっと遊びたかった」と、涙が溢れだします。

「先生ももっと一緒に遊びたかった。でも忘れないよ。一緒に遊んだことも、おいしい給食を食べたことも……」と素直な気持ちを伝えるあげは。

寂しさ故にぎくしゃくしてしまった2人の気持ちも通じ合い、楽しかった思い出をこれからもずっと忘れず、前を向いていけそうです。

「まだまだ遊ぶよ!」と笑顔になった2人の前に、スキアヘッドが現れました。

あげはの先生と思いがけず再会!

落ち葉とどんぐりが合体したキョーボーグが生み出されてしまいました。

あげはとツバサはプリキュアに変身します。

たけるくんは逃げるみんなを頼もしく誘導し、小さい子と一緒に避難しました。

スカイ、プリズム、マジェスティも合流します。

バタフライは、バリアが効かないキョーボーグの攻撃に苦戦しますが、「絶対にみんなを守る!」と気持ちは折れません。

バタフライプレスの連続攻撃でキョーボーグを押し潰したところで、5人技「プリキュア・マジェスティックハレーション!」でキョーボーグを浄化しました。


戦いが終わり、夕方にたけるくんのママとおばあちゃんがお迎えに来ました。

たけるくんのおばあちゃんは、あげはを見て「やっぱりあげはちゃんだったのね。私昔保育士をしていたの。覚えているかしら?」というのであげははびっくりです。

小さいあげはに寄り添ってくれた、あの先生がたけるくんのおばあちゃんだったのです!!

(なんという偶然! これは泣けます!)

「先生……! またお会いできるなんて」と喜んでいると、

「あの子に寄り添ってくれてありがとう。たけるにとって今のあげはちゃんは誰より素晴らしい先生だわ」という言葉をもらってあげはは感激です。

たけるくんとあげはは、お互いに「もっと最強になる」ことを約束して笑顔でお別れすることができました。

あげはの保育士としての成長を感じるとともに、世の保育士さんへの感謝を思わずにはいられないお話でした。
『ひろがるスカイ!プリキュア』は、毎週日曜日朝8時30分から、ABCテレビ・テレビ朝日系列で放送中です。

10月15日(日)放映の第37話は、ましろとあげはの思い出をめぐるお話です。幼馴染みの2人はいつどうやって仲良くなったのでしょうか?

発売中の「おともだち」「たのしい幼稚園」では「ひろがるスカイ!プリキュア」連載中!

たのしい幼稚園9・10・11月号
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©ABC‐A・東映アニメーション
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こぶち さき

小渕 早紀

Saki Kobuchi
ライター

東京都出身・川崎市在住。講談社の幼児誌「たのしい幼稚園」「おともだち」「いないいないばあっ!」の構成・ライティングを担当。キャラクター絵本・シールブック・知育ドリルなども手がける。現在小学生の娘2人の子育てに奮闘中。お笑い系の動画視聴が息抜き。

東京都出身・川崎市在住。講談社の幼児誌「たのしい幼稚園」「おともだち」「いないいないばあっ!」の構成・ライティングを担当。キャラクター絵本・シールブック・知育ドリルなども手がける。現在小学生の娘2人の子育てに奮闘中。お笑い系の動画視聴が息抜き。